治療内容

■下記から選択してください。

病  名


疾患   照射法、線量 注記
Glioblastoma 早期開始が必要であるので、3D-CRT→IMRT T2WI high/摘出腔/腫瘍床+1.5cmへ46Gy→T2high+ CE・摘出腔1.5cm外へ14Gy。総計60Gy 脳幹部の場合は、54Gy/27分割 テモダール併用。 
高齢者など低PSでは局所へ40Gy/16分割のみ JCOG1910登録症例はそちらに準じる
Anaplastic glioma 早期開始が必要であるので、3D-CRT→IMRT 60Gy CTVマージンはGlioblastomaに準じる
CTV=摘出腔・T2+1cm
Low grade astorocytoma IMRT Grade I :50.4Gy/28分割 Grade II :54Gy/30分割 Grade I.IIで完全切除は照射しない CTV=摘出腔・T2+1cm
Glioma CSF dissemination   30Gy/15fx WB+/-WS 可能ならboostか?
Medulloblastoma 標準リスク群 全脳全脊髄へ23.4Gy/13分割→後頭蓋窩10.8Gy/6分割→腫瘍床19.8Gy/11分割, total 54Gy 予後不良因子は<3歳/残存>1.5cm2/M+
高リスク群 全脳全脊髄36Gy/20fr→局所18Gy/10fr
Ependymoma 脊髄液中腫瘍細胞陽性 全脳全脊髄30Gy→局所30Gy 15歳以上は2Gyずつ. 15歳未満は1.8Gyずつ.
脊髄液中腫瘍細胞陰性 局所54-60Gy ●小児に関しては全脳全脊髄24Gyの例あり 3歳以下では回避することもあり
下垂体腫瘍   局所50Gy giant adenoma(径3cm以上)の場合、術後放射線照射の適応となる。
頭蓋咽頭腫   局所50Gy  
Acoustic tumor   サイバーナイフ施設紹介  不可能な場合、局所照射 50Gy/cfx  
髄膜腫 Grade I-II IMRT局所54Gy OAR・摘出度で線量調節。
Grade III IMRT局所 60Gy  
Germinoma Pure chemo.後 全脳室24Gy chemo.なし 局所20Gy+全脳室24Gy  
その他 chemo.後 全脳室30Gy   
脊髄液中腫瘍細胞陽性 全脳全脊髄30Gy  
転移性腫瘍 3個以下かつ径3cm以下 2cm以下はSRS/2-3cmではSRT(全脳照射後では70%線量) 術後の症例では全脳照射考慮する。術後の全脳照射の比較試験で最近のデータでは生存には差がないがCNSでの死亡は顕著に減少したとの報告がある。
3cm以上 単発では切除を検討
4個以上 全脳照射は原則30Gy/10fxで行う。(Boostは、必要に応じて適宜検討。
照射後再発/残存 定位照射 24Gy/4分割  
AVM   可能であればγ/サイバーナイフ施設に紹介  
Primary CNS Lymphoma 別ページ参照 WBRT30-40Gy(+boost) high dose MTX先行を基本とする

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