治療内容

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病  名


頭頚部

疾患   照射法、線量 注記
一般原則   上咽頭以外のすべての頭頚部扁平上皮癌T2以上の根治的外照射はtotal 70Gy/35回を基本とする。 予防照射は44~50Gy/cfx。 
動注化学療法併用の場合は60Gy。

可能な限り化学療法併用、シスプラチン併用が難しければセツキシマブ併用を考慮

舌癌 根治 外照射70Gy/35回 or 組織内照射(Au198)+/- 外照射   体外照射と組織内照射を併用することもあります。
郭清術後 T2b以下なら片側頸部照射を基本  
上咽頭癌   IMRTを使用。線量は70Gy/35回 同時併用ではCDDP、RT前後の追加化学療法ではシスプラチンと5-FUを使用
中咽頭癌   全頚部と鎖骨上窩44Gy→局所のみ26Gy  
下咽頭癌   全頚部と鎖骨上窩44Gy→局所のみ26Gy  
口腔癌   全頚部44Gy(オトガイ含)→局所26Gy  早期のものには組織内照射を行う場合もあります。
喉頭癌 声門T1a 局所のみ64Gy/32回 T1-2 N0M0ではJCOG 0701 trialに準じても可とする
声門T1b-2 局所のみ70Gy/35回
声門T3-4 全頚部44Gy→局所26Gy (反応が悪い症例にはAHFにてboostも考慮)
声門以外
上顎癌   術前、術後は50Gy/25fx  
●動注併用、化学療法併用根治は60Gy基本、可能であればboost考慮
聴神経鞘腫   サイバーナイフ施設紹介  
サイバーナイフ不可の場合、50Gy/25fx
悪性黒色種   重粒子線治療施設紹介  
重粒子線治療非適応の場合、50Gy/10回 3回/週
唾液腺腫瘍   根治:60Gy
術後:50Gy
組織によっては重粒子線治療施設紹介
occult neck cancer   原発は中~下咽頭にあることが多いため、全頸部~鎖骨上 44Gy→局所 26Gy  

甲状腺

疾患   照射法、線量 注記
高分化癌  術後 基本はI-131によるアブレーション。内照射が難しい場合は広めのtumor bedに50Gy 
●リンパ節の予防域44Gy+局所へ16Gyも
 
照射のみ Macro病変のみ60Gy/cfx 可能であれば内照射を優先する
未分化癌  術後、照射のみ 50Gy/10回 3回/週
術後取り切れたとき 60Gy/30回

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