癌化学療法名:乳癌CMF療(シクロホスファミド内服)
プロトコールに関する解説:
乳癌CMF療法は、シクロホスファミド、メソトレキセート、フルオロウラシル(5-FU)を用いた多剤併用化学療法であり、術後補助化学療法として有効性が確認された最初の多剤併用レジメンである。原法のClassical CMF療法は、day1、day8にメソトレキセート40mg/m2 div、5-FU 600mg/m2 div、シクロホスファミド100mg/m2 14日間経口である。東北大学では、日本人の体格に合わせてメソトレキセート40mg/m2 div、5-FU 500mg/m2 div、シクロホスファミド100mg/body経口として治療を行っている。
近年の比較試験で、CMF療法はアンスラサイクリンを含むレジメンより有意に生存率、健存率ともに低いため、術後補助化学療法としては高齢者、心筋障害のある患者、脱毛に抵抗のある患者に使用されることが多い。(平成20年3月26日)
近年の比較試験で、CMF療法はアンスラサイクリンを含むレジメンより有意に生存率、健存率ともに低いため、術後補助化学療法としては高齢者、心筋障害のある患者、脱毛に抵抗のある患者に使用されることが多い。(平成20年3月26日)
適応外使用 :
無
審査日(2005
年
11月 7
日)
申 請 日 : 20年
月
日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20年 月 日
登録削除日 : 20年 月 日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20年 月 日
登録削除日 : 20年 月 日
診療科1 | 腫瘍外科・腫瘍内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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乳癌CMF療法(エンドキサン注射)(量固定) | CMF | 28 日 | ||
適応病名 | 乳癌 | 所要時間 | 120分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 ■術後補助 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | あり(■その他:文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | メソトレキセート・MTX | 40-60mg/body | div | d1, d8 | 2 | 5FU | 500-750mg/body | div | d1, d8 | 3 | サイクロフォスファミド(エンドキサン)・CPA | 300mg/body | div | d1, d8 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | 乳癌診療ガイドライン(1.薬物療法)(2004年版)日本乳癌学会/編
Bonadonna G. et al. N Engl J Med 1976; 294:405-410. Bonadonna G. et al. N Engl J Med 1995; 332:901-906. |
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その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1,8 | ① グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
② 5%ブドウ糖液250mL+ メトトレキサート40~60mg/body + 5FU500~750mg/body | 90分 | ||
③ 生食50mL | 5分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
day3からday16までシクロホスファミド100mg/bodyを内服。また吐き気止めとして①にHT3-antagonistやデキサートを入れる。
照射併用時照射線量
コメント無し