癌化学療法名:子宮頚癌化学放射線療法CDDP
プロトコールに関する解説:
子宮頸癌化学放射線療法CDDPは、進行子宮頸癌の患者さんに対する国際的な標準治療法の1つである。無作為比較試験の結果、放射線とCDDPによる化学療法の同時併用は放射線単独に比較して生存率が改善することが示された。 CDDPの役割は局所における放射線感受性を高めることと全身に微小転移していると考えられる腫瘍の抑制である。放射線は外照射を先行し途中から腔内照射を行うのが一般的である。CDDPの副作用(骨髄抑制、消化器症状、腎機能障害)とともに放射線の副作用(急性期障害、晩期障害)に気をつけなければならない。
適応外使用 :
無
審査日(20
06年
06月
12日)
申 請 日 : 2006年
05月
22日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 婦人科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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子宮頚癌化学放射線療法CDDP | CCRT | 7日 | ||
適応病名 | 子宮頸癌 | 所要時間 |
240分 |
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実施部署 | ■病棟 | 放射線療法 | あり | |
適応分類 | ■初発 ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | シスプラチン(ランダ、プラトシンン) | 40mg/m2 | DIV | D2 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | CONCURRENT CISPLATIN-BASED RADIOTHERAPY AND CHEMOTHERAPY FOR LOCALLY ADVANCED CERVICAL CANCER P ETER G. R OSE Apr il 15, 1999, NEJM |
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その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① ソルデム3A 500mL | 120分 | |
② ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
③ ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
④ ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
day2 | ① グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL+ デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム9.9mg | 15分 | |
② 生食1000mL+シスプラチン40mg/㎡ | 360分 | ||
③ フロセミド20mg (CDDP終了直後) | |||
④ ソルデム3A 500mL | 260分 | ||
⑤ ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
⑥ ソルデム3A 500mL | 260分 | ||
⑦ ソルデム3A 500mL | 260分 | ||
day3 | ① 生食50mL+ デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
② ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
③ ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
④ ソルデム3A 500mL | 120分 | ||
day4 | ① 生食100mL+ デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 30分 | |
② ソルデム3A 500mL+メトクロプラミド10mg | 120分 | ||
③ ソルデム3A 500mL+メトクロプラミド10mg | 120分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
制吐薬としてアプレピタントカプセルを併用する。1クール7日として5から6クール行う
照射併用時照射線量
骨盤50、腔内24
グレイ (備考欄: )
グレイ (備考欄: )