癌化学療法名:大腸癌modFOLFOX6療法
プロトコールに関する解説:
大腸癌mFOLFOX6療法は、sLV5FU2療法をベースにオキザリプラチンを併用した治療方法である。原法のFOLFOX6はオキザリプラチン100mg/m2であるが、本邦でのオキザリプラチンの投与量が85mg/m2であることから、東北大学ではmodified FOLFOX6(mFOLFOX6)として治療を行っている。FOLFOX療法とFOLFIRI療法の投与の順番については、どちらが先であっても全生存期間の違いはないとされている。ただし、FOLFOX療法にはオキザリプラチンの蓄積毒性による末梢神経障害があるため、長期投与は困難である。
また、ベバシズマブの登場により、より長い病勢コントロールが見込めるようになってきているため、ベバシズマブとの併用が困難な状況に無ければ、併用療法を検討すべきである。
2008.3.9記
また、ベバシズマブの登場により、より長い病勢コントロールが見込めるようになってきているため、ベバシズマブとの併用が困難な状況に無ければ、併用療法を検討すべきである。
2008.3.9記
適応外使用 :
無
審査日(20
05年
09月
07日)
申 請 日 : 2005年
09月
01日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 腫瘍内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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大腸癌modFOLFOX6療法 | modFOLFOX6 | 28 | ||
適応病名 | 大腸癌 | 所要時間 | 145分 | |
実施部署 | ■外来 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | オキサリプラチン | 85mg/m2 | div | d1,15 | 2 | レボホリナートカルシウム | 200mg/m2 | div | d1,15 | 3 | 5-FU | 400mg/m2 | div | d1,15 | 4 | 5-FU | 2400mg/m2 | civ | d1-2,15-16 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Tournigand C. J Clin Oncol. 2004; 22: 229-237
Maindrault-Goebel F. Eur J Cancer 1999; 35(9): 1338-1342 Brun MS. Br J Cancer 2003; 89: 1155-1158 |
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その他 (減量・増量規定など) |
Grade2以上の血液毒性およびGrade3-4の非血液毒性で、オキサリプラチンを25%、
フルオロウラシルを20%減量する。 オキサリプラチンは原法では、100 mg/m2だが、日本の保険適応で認められた |
癌化学療法処方はありません
※赤字は抗癌剤
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照射併用時照射線量
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