癌化学療法名:乳癌パクリタキセル weekly 療法
プロトコールに関する解説:
乳癌パクリタキセル療法は、術前•術後の補助化学療法や進行・再発症例を対象とした治療法である。乳癌診療ガイドラインではパクリタキセル80〜100mg/m2 divを3週投与1週休薬としているが、東北大学では基本的に80mg/m2 divを3週投与1週休薬で治療を行っている。
タキサン系薬剤(ドセタキセル、パクリタキセル)は、微小管の合成促進と同時に脱重合の阻害により細胞分裂を阻害し、抗腫瘍効果を示す。
乳癌に対する術前•術後の高リスク群における補助化学療法として、アンスラサイクリン系薬剤との順次投与における第一選択治療である。また、再発・進行乳癌の治療としてもタキサン系薬剤はアンスラサイクリン系薬剤と並び一次治療ないし二次治療として位置づけられている。
有害事象として、パクリタキセルにはアレルギー症状、脱毛、浮腫、末梢神経障害等がある。
(平成20年3月26日)
タキサン系薬剤(ドセタキセル、パクリタキセル)は、微小管の合成促進と同時に脱重合の阻害により細胞分裂を阻害し、抗腫瘍効果を示す。
乳癌に対する術前•術後の高リスク群における補助化学療法として、アンスラサイクリン系薬剤との順次投与における第一選択治療である。また、再発・進行乳癌の治療としてもタキサン系薬剤はアンスラサイクリン系薬剤と並び一次治療ないし二次治療として位置づけられている。
有害事象として、パクリタキセルにはアレルギー症状、脱毛、浮腫、末梢神経障害等がある。
(平成20年3月26日)
適応外使用 :
無
審査日(20--年 --
月 --
日)
申 請 日 : 2005年
12月
16日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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乳癌毎週タキソール (Paclitaxel) 療法 | Paclitaxel(weekly) | 28日 | ||
適応病名 | 乳癌 | 所要時間 | 95分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 ■術後補助 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | タキソール | 80 mg / m2 | div | d1, d8 , d15 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
|
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ガイドライン文献名 | 乳癌診療ガイドライン JCO 19 (22): 4216-4223, 2001 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1,8,15 | ① 生食100mL+ラモセトロン塩酸塩0.3㎎(点滴開始と同時にジフェンヒドラミン塩酸塩10㎎を5錠内服) | 30分 | |
② 生食20mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6㎎ | |||
③ 生食20ml+ファモチジン20mg | |||
④ 5%ブドウ糖液250mL+パクリタキセル 80mg/㎡ | 60分 | ||
⑤ 生食50mL | 5分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
パクリタキセル投与30分前までにジフェンヒドラミン塩酸塩10mgを5錠内服する。また吐き気止めは必要があれば①に入れる
照射併用時照射線量
コメント無し