癌化学療法名:肺癌(小細胞)カルボプラチン・エトポシド療法
プロトコールに関する解説:
小細胞肺癌カルボプラチン・エトポシド療法は、プラチナ製剤であるカルボプラチンにトポイソメラーゼⅡ阻害薬であるエトポシドを併用した治療方法であり、国内外での標準的プラチナ併用療法の1つである。特に、全身状態が不良な症例や高齢者においては、JCOG9702の結果からシスプラチン・エトポシド併用療法と変わらない有効性が示されており、より身体的負担の少ない本治療法が薦められる。副作用では、血小板減少などの骨髄抑制に特に注意が必要である。
適応外使用 :
無
審査日(20 --
年 --
月 --
日)
申 請 日 : 2006年
01月
06日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 遺伝子・呼吸器内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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肺癌(小細胞)カルボプラチン・エトポシド療法 | CBDCA/ETP | 21日 | ||
適応病名 | 小細胞肺癌 | 所要時間 | 195分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■初発 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | カルボプラチン | AUC 5.0 | div | d1 | 2 | エトポシド | 100 mg/m2 | div | d1-3 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Okamoto et al. JCO 1999:17;3540-3545
Okamoto et al. ASCO 2005:abstract7010(先のPhaseⅡを踏まえてJCOGで行った大規模比較試験の結果です。国際的にも高い評価を受けました) |
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その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ①生食50mL+パロノセトロン塩酸塩0.75mg + デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
②5%ブドウ糖液500mL + エトポシド100mg/㎡ | 120分 | ||
③5%ブドウ糖液250 mL + パラプラチンAUC5-6 | 60分 | ||
④生食50mL | 5分 | ||
day2-3 | ①生食50mL+塩酸ラモセトロン0.3mg + リン酸デキサメタゾンナトリウム8mg | 15分 | |
②5%ブドウ糖液500mL + エトポシド100mg/㎡ | 120分 | ||
③生食50mL | 5分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
吐き気止めとして①にHT3-antagonistとデカドロンを入れる
照射併用時照射線量
コメント無し