癌化学療法名:肺癌(非小細胞)カルボプラチン・ゲムシタビン療法
プロトコールに関する解説:
非小細胞肺癌カルボプラチン・ゲムシタビン療法は、プラチナ製剤であるカルボプラチンに代謝拮抗薬であるゲムシタビンを併用した治療方法である。比較的新しい治療法であるが、複数の臨床試験の結果から従来のプラチナ併用療法と同程度の有効性が示されており、標準療法の1つとして考えられている。シスプラチンと比べて消化器毒性や腎機能障害が軽く(大量の点滴が不要)、さらにパクリタキセルで生じやすい末梢神経障害を避けられる利点から国内外において広く用いられている。ただし、血小板減少については十分な注意が必要である。(平成20年3月19日)
適応外使用 :
無
審査日(20 --
年 --
月 --
日)
申 請 日 : 20--年
--月
--日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 遺伝子呼吸器内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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肺癌(非小細胞)カルボプラチン・ジェムザール療法 | CBDCA/GEM | 21日 | ||
適応病名 | 非小細胞肺癌 | 所要時間 | 105分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 ■術後補助 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | あり(■研究計画書 ■承諾書 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | パラプラチン | AUC5.0(約350~650mg) | div | d1 | 2 | ジェムザール | 1000 mg/m2 | div | d1, 8 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 研究:(・単施設自主研究 研究終了予定日: 年 月 日 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Rudd RM, et al. J Clin Oncol 2005;23:142-53. Treat J, et al. Proc Am Soc Clin Oncol 2005;23:abstract7025 |
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その他 (減量・増量規定など) |
国内の用量(CBDCA AUC5、GEM 1000mg/m2)は、上記文献での用量と若干異なりますが、効果に影響を及ぼす違いではないと思われます。なお、本プロトコールを用いた術後補助療法についてはエビデンスはなく、臨床研究(feasibility study)として実施しております。 |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① 生食50mL+パロノセトロン塩酸塩 0.75mg + デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
② 生食100 mL+ゲムシタビン1g/㎡ | 30分 | ||
③ 5%ブドウ糖液250mL+カルボプラチンAUC5 | 60分 | ||
④ 生食50mL | 5分 | ||
day8 | ① 生食50mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
② 生食100 mL+ゲムシタビン1g/㎡ | 30分 | ||
③ 生食50mL | 5分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
吐き気止めとして①にHT3-antagonistとデカドロンを入れる
照射併用時照射線量
コメント無し