癌化学療法名:卵巣癌パクリタキセル・カルボプラチン療法
プロトコールに関する解説:
卵巣癌タキソール・カルボプラチン療法(3週間隔)は、微小管阻害薬であるタキソールに白金製剤であるカルボプラチンを併用した治療方法である。大規模臨床試験の結果を踏まえて国際的な標準治療法の1つとなっている。タキソール前投与非試行試験では呼吸困難、紅班を伴う重篤な過敏症が出現し死亡例も報告されていることよりヒスタミン拮抗剤(H1とH2の両方)とステロイドの前投与が必須である。またタキソールによる末梢神経障害のため薬剤変更を余儀なくされる場合もある。その他の主な副作用は骨髄抑制である。
適応外使用 :
無
審査日(20
05年
12月
05日)
申 請 日 : 20--年
--月
--日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 婦人科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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卵巣癌タキソール・カルボプラチン療法(5.5時間) | 卵巣癌TJ | 21日 | ||
適応病名 | 卵巣癌 | 所要時間 | 275分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 ■術後補助 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | タキソール | 175mg/m2 | div | d1 | 2 | パラプラチン | AUC 5 | div | d1 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | 卵巣がん治療ガイドライン2004年版 Robert F. Ozols, J Clin Oncol, 2003;21:3194-3200 Andreas du Bois, JNCI, 2003;95:1320-1330 P.G.Rose, J Clin Oncol. 1998;16:1494-7 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① 生食100mL+パロノセトロン塩酸塩0.75mg | 30分 | |
② 生食20mL +デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 13.2mg | |||
③ 生食20mL + ファモチジン20mg | |||
④ 5%ブドウ糖液500mL +パクリタキセル175 mg/m2 | 180分 | ||
⑤ 生食250mL +カルボプラチン(AUC5) | 60分 | ||
⑥ 生食50mL | 5分 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
パクリタキセル開始30分前までに、ジフェンヒドラミン塩酸塩10mgを5錠内服。また吐き気止め必要時は、点滴①に入れる
照射併用時照射線量
コメント無し