癌化学療法名:子宮頸癌 シスプラチン化学放射線療法
プロトコールに関する解説:
子宮頸癌化学放射線療法CDDPは、進行子宮頸癌の患者さんに対する国際的な標準治療法の1つである。無作為比較試験の結果、放射線とCDDPによる化学療法の同時併用は放射線単独に比較して生存率が改善することが示された。 CDDPの役割は局所における放射線感受性を高めることと全身に微小転移していると考えられる腫瘍の抑制である。放射線は外照射を先行し途中から腔内照射を行うのが一般的である。CDDPの副作用(骨髄抑制、消化器症状、腎機能障害)とともに放射線の副作用(急性期障害、晩期障害)に気をつけなければならない。
適応外使用 :
無
審査日(20 14
年
07月 28
日)
申 請 日 : 2014年
06月 10
日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 婦人科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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子宮頸癌 シスプラチン化学放射線療法 | wCDDP | 7日 | ||
適応病名 | 子宮頸癌 | 所要時間 |
1215分 |
|
実施部署 | ■病棟 | 放射線療法 | あり | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | ■その他(ガイドライン、論文) | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | シスプラチン・CDDP | 40mg/m2 | DIV | D2 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | ・NCCNガイドライン2016 ・J Clin Oncol 26:5802-5812. |
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その他 (減量・増量規定など) |
最大70mg/body、治療回数5回以上7回以下 |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① ソルデム3A 500mL | 5時間 | |
② ソルデム3A 500mL | 5時間 | ||
③ ソルデム3A 500mL | 5時間 | ||
④ ソルデム3A 500mL | 4時間 | ||
day2 | ① 生食1000mL+KCL20mEq+硫酸Mg8mEq | 2時間 | |
② 生食50ml+パロノセトロン0.75mg+デキサメタゾン9.9mg | 15分 | ||
③ 生食500mL+シスプラチン40mg/㎡(最大70mg/body) | 2時間 | ||
④ フロセミド 20mg | |||
⑤ 生食1000ml+KCL20mEq+硫酸Mg8mEq | 6時間 | ||
⑥ ソルデム3A 500mL | 5時間 | ||
⑦ ソルデム3A 500mL | 5時間 | ||
day3 | ① ソルデム3A 500mL | 2時間 | |
② ソルデム3A 500mL | 2時間 | ||
③ ソルデム3A 500mL | 2時間 | ||
day4 | ① ソルデム3A 500mL | 2時間 | |
② ソルデム3A 500mL | 2時間 | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
D2シスプラチン投与60〜90分前にアプレピタント125mg内服。D3,D4アプレピタント80mg内服。
D3~5 朝食後デキサメタゾン8mg内服
D3~5 朝食後デキサメタゾン8mg内服
照射併用時照射線量
放射線 体外照射 57.6Gy(備考欄: )