癌化学療法名:小児骨肉腫ADM-CDDP療法
プロトコールに関する解説:
小児骨肉腫ADM-CDDP療法は、プラチナ製剤であるシスプラチンにアントラサイクリン系製剤であるアドリアマイシンを併用した治療方法である。小児骨肉腫HD-MTX療法、手術療法との組み合わせにより米国小児がん研究グループ(Children’s Oncology Group : COG)によってRandomized prospective trialがなされ、2005年に3年無病生存率は71%と良好な成績が報告されている。(平成21年6月18日)
適応外使用 :
無
審査日(20
07年
09月
03日)
申 請 日 : 2007年
07月
20日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 小児 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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小児骨肉腫ADM-CDDP療法 | ADM-CDDP | 7日 | ||
適応病名 | 骨肉腫 | 所要時間 | 1440分 | |
実施部署 | ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■初発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | あり(■その他:参考文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | 塩酸ドキソルビシン・ADM | 25 mg/m2 | div | d1,2,3 | 2 | シスプラチン・CDDP | 120 mg/m2 | div | d1 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Meyers PA et al. Osteosarcoma: A randomized, prospective trial of the addition of ofosfamide and/or muramyl tripeptide to cisplatin, doxorubicin and high-dose methotrexate. J Clin Oncol 2005;23:2004-11. | |||
その他 (減量・増量規定など) |
ADM-CDDP :0,5,12,17週目
ADM単剤 :22,27週目 HDMT :3,4,8,9,15,16,20,21,25,26,30,31週目 |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | |
② シスプラチン120mg/㎡+生食480mL | 240分 | ||
③ 塩酸ドキソルビシン25mg/㎡+生食480mL | 1440分 | ||
④ 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | ||
day2 | ① 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | |
② 塩酸ドキソルビシン25mg/㎡+生食480mL | 1440分 | ||
③ 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | ||
day3 | ① 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | |
② 塩酸ドキソルビシン25mg/㎡+生食480mL | 1440分 | ||
③ 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | ||
day4 | ① 塩酸グラニセトロン0.04mg/kg+生食10mL | iv | |
※赤字は抗癌剤
コメント
※ハイドレーションの補液としてメイロンを加えたソルデム3Aを2500mL/㎡/day程度持続点滴しますが、体格による格差があまりにも大きいので一律記載しませんでした。
照射併用時照射線量
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