癌化学療法名:大腸癌CapeOX療法
プロトコールに関する解説:
大腸癌CapeOX療法は、海外の大規模な臨床試験においてFOLFOX4療法に対して非劣性であることが証明され、2009年9月より本邦でも使用可能になった。
FOLFOX療法はCVポートを使った46時間の5FU持続点滴が必要であるのに対し、CapeOX療法ではこの部分がカペシタビンの内服に置き換わるため、患者負担を軽減できる点が長所である。副作用に関しては、CapeOX療法はFOLFOX療法と比べると、好中球減少の頻度は減るが、手足症候群や下痢などの頻度が増えることが特徴である。
FOLFOX療法はCVポートを使った46時間の5FU持続点滴が必要であるのに対し、CapeOX療法ではこの部分がカペシタビンの内服に置き換わるため、患者負担を軽減できる点が長所である。副作用に関しては、CapeOX療法はFOLFOX療法と比べると、好中球減少の頻度は減るが、手足症候群や下痢などの頻度が増えることが特徴である。
適応外使用 :
無
審査日(20
09年
10月
26日)
申 請 日 : 2009年
09月
18日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 腫瘍内科 |
---|---|
診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
---|---|---|---|---|
大腸癌CapeOX療法 | CapeOX | 21日 | ||
適応病名 | 大腸癌 | 所要時間 | 140分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | あり(■その他:文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | オキザリプラチン・l-OHP | 130mg/m2 | div | d1 | 2 | カペシタビン | 投与量は下記参照 | po | d1~d14 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
|
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ガイドライン文献名 | Cassidy, J. J Clin Oncol 26:2006-2012, 2008
Hochster, HS. J Clin Oncol 26:3523-3529, 2008 |
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その他 (減量・増量規定など) |
カペシタビンを以下の用量で朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、7日間休薬する。
体表面積1.36m2未満、1回用量1,200mg 体表面積1.36m2以上-1.66m2未満、1回用量1,500mg 体表面積1.66m2以上-1.96m2未満、1回用量1,800mg 体表面積1.96m2以上、1回用量2,100mg |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
---|---|---|---|
day1 | ① 5%ブドウ糖50mL+パロノセトロン0.75mg+デキサメタゾン6.6mg | 15分 | |
② 5%ブドウ糖液500mL+オキサリプラチン 130mg/㎡ | 120分 | ||
③ ブドウ糖50mL | 5分 | ||
④ ヘパリンナトリウムキット | |||
※赤字は抗癌剤
コメント
capecitabineを以下の用量で朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、7日間休薬する。
体表面積1.36㎡未満、1回用量1,200mg
体表面積1.36㎡以上-1.66㎡未満、1回用量1,500mg
体表面積1.66㎡以上-1.96㎡未満、1回用量1,800mg
体表面積1.96㎡以上、1回用量2,100mg
体表面積1.36㎡未満、1回用量1,200mg
体表面積1.36㎡以上-1.66㎡未満、1回用量1,500mg
体表面積1.66㎡以上-1.96㎡未満、1回用量1,800mg
体表面積1.96㎡以上、1回用量2,100mg
照射併用時照射線量
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