癌化学療法名:大腸癌de Gramont療法
プロトコールに関する解説:
大腸癌deGramont療法は、5FU単剤治療と比べて奏効率の向上と生存期間の延長が見られ、また同じ併用療法である5FU急速静注療法のRPMI療法と比較すると血液毒性などの副作用が低い一方で手足症候群の発現頻度が高いという特徴がある。
また急速静注療法と比較すると、5FUが同じ投与量の場合、奏効率で持続静注療法が上回ること、塩酸イリノテカン、オキザリプラチンとの併用療法では主に持続療法との組み合わせで治療法が開発されてきたことから、進行再発大腸癌では持続静注療法をベースに治療が行われている。
現在の本邦における本治療の位置づけとしては、全身状態や合併症、アレルギーなど様々な理由で、塩酸イリノテカン、オキザリプラチン、ベバシズマブなどの併用が不可能な場合にのみ使用される治療法である。
また急速静注療法と比較すると、5FUが同じ投与量の場合、奏効率で持続静注療法が上回ること、塩酸イリノテカン、オキザリプラチンとの併用療法では主に持続療法との組み合わせで治療法が開発されてきたことから、進行再発大腸癌では持続静注療法をベースに治療が行われている。
現在の本邦における本治療の位置づけとしては、全身状態や合併症、アレルギーなど様々な理由で、塩酸イリノテカン、オキザリプラチン、ベバシズマブなどの併用が不可能な場合にのみ使用される治療法である。
適応外使用 :
無
審査日(20
--年
--月
--日)
申 請 日 : 20--年
--月
--日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 胃腸外科 |
---|---|
診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
---|---|---|---|---|
大腸癌de Gramont療法 | LV5FU2 | 28日 | ||
適応病名 | 大腸癌 | 所要時間 | 180分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | あり | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | あり(■その他:文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | レボホリナートカルシウム | 100 mg/m2 | div | d1,2,15,16 | 2 | フルオロウラシル | 400 mg/m2 | iv | d1,2,15,16 | 3 | フルオロウラシル | 600 mg/m2 | civ | d1,2,15,16 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・1 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | de Gramont A. J Clin Oncol 1997; 15: 808-815 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
---|---|---|---|
C18-7-1 | ①5%ブドウ糖50mL(+塩酸グラニセトロン3mg+デキサメタゾン8mg) | 15分 | |
②5%ブドウ糖250 mL + レボホリナートカルシウム 100mg/m2 | 120分 | ||
③5%ブドウ糖適量+フルオロウラシル 400mg/m2 総量50mLとして | 15分 | ||
④フルオロウラシル 600mg/m2+5%ブドウ糖適量 総量44mLとして | 22時間 | ||
携帯型ポンプ(24時間用2mL/hrタイプ)を使用 | |||
※赤字は抗癌剤
コメント
携帯型ポンプ(24時間用2mL/hrタイプ)を使用、5%ブドウ糖で全量44mLに調整。
照射併用時照射線量
グレイ (備考欄: