癌化学療法名:大腸癌sLVFU療法
プロトコールに関する解説:
大腸癌sLV5FU2療法は、deGramont療法をより簡便にした治療方法であり、5FU単剤治療と比べて奏効率の向上と生存期間の延長が見られ、また同じ併用療法である5FU急速静注療法のRPMI療法と比較すると血液毒性などの副作用が低い一方で手足症候群の発現頻度が高いという特徴がある。
また急速静注療法と比較すると、5FUが同じ投与量の場合、奏効率で持続静注療法が上回ること、塩酸イリノテカン、オキザリプラチンとの併用療法では主に持続療法との組み合わせで治療法が開発されてきたことから、進行再発大腸癌では持続静注療法をベースに治療が行われている。
現在の本邦における本治療の位置づけとしては、全身状態や合併症、アレルギーなど様々な理由で、塩酸イリノテカン、オキザリプラチン、ベバシズマブなどの併用が不可能な場合にのみ使用される治療法である。
2008.3.9記
また急速静注療法と比較すると、5FUが同じ投与量の場合、奏効率で持続静注療法が上回ること、塩酸イリノテカン、オキザリプラチンとの併用療法では主に持続療法との組み合わせで治療法が開発されてきたことから、進行再発大腸癌では持続静注療法をベースに治療が行われている。
現在の本邦における本治療の位置づけとしては、全身状態や合併症、アレルギーなど様々な理由で、塩酸イリノテカン、オキザリプラチン、ベバシズマブなどの併用が不可能な場合にのみ使用される治療法である。
2008.3.9記
適応外使用 :
無
審査日(20
05年
09月
07日)
申 請 日 : 2005年
09月
01日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 腫瘍内科 |
---|---|
診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
---|---|---|---|---|
大腸癌sLVFU療法 | sLV5FU2 | 28 | ||
適応病名 | 大腸癌 | 所要時間 | 180分(5FU持続2760分) | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | あり(■その他:文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | アイソボリン(l-LV) | 200 mg/m2 | div | d1,15 | 2 | 5FU | 400mg/m2 | iv | d1,15 | 3 | 5FU | 2400 mg/m2 | civ | d1-2,15-16 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
|||
エビデンス |
|
|||
ガイドライン文献名 | de Gramont A. Eur J Cancer 1998; 34: 619-626 (GERCOR review)
Tournigand C. Proc ASCO 1998 #1052 |
|||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
---|---|---|---|
day1,15 | ①5%ブドウ糖50mL+ラモセトロン塩酸塩0.3mg+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
②5%ブドウ糖250mL + レボホリナートカルシウム200mg/㎡ | 120分 | ||
③5%ブドウ糖液50mL+5-FU400mg/㎡ 総量50mLとして | 5分 | ||
④5%ブドウ糖液50mL | 5分 | ||
⑤5%ブドウ糖液100mL+5-FU2400mg/㎡(外来:携帯型ポンプ利用で総量100mL) | 2760分 | ||
⑤' 5%ブドウ糖液500mL+5-FU2400mg/㎡(入院:輸液ポンプ利用) | 2760分 | ||
day3,17 | ①ヘパリンナトリウムキット | ||
※赤字は抗癌剤
コメント
吐き気止めは点滴①に必要に応じて投与
照射併用時照射線量
コメント無し