癌化学療法名:乳癌エリブリン療法
プロトコールに関する解説:
乳癌エリブリン療法は、「手術不能」または「再発」乳癌を対象とした治療法で、その使用は、アンスラサイクリン系抗悪性腫瘍剤及びタキサン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法施行後の増悪若しくは再発症例に限られている。
エリブリンはチュブリンの重合を阻害し、微小管の伸長を抑制することでアポトーシスを誘導し、抗腫瘍効果を発揮する。海外第Ⅲ相比較試験では、エリブリン療法は、アンスラサイクリン系及びタキサン系薬剤を含む前治療歴を有する進行又は再発乳癌患者に対し、主治医選択治療(エリブリン以外)に比較して有意なoverall survival (OS)の改善が認められている。
投与方法は、1回1.4mg/m2 iv(2〜5分)を2週連続投与し1週間休薬する。有害事象として、骨髄抑制(好中球減少、貧血、発熱性好中球減少)、末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)、脱毛、肝機能障害等がある。好中球減少症が半数以上に認められ、必要に応じて減量を考慮する必要がある。
エリブリンはチュブリンの重合を阻害し、微小管の伸長を抑制することでアポトーシスを誘導し、抗腫瘍効果を発揮する。海外第Ⅲ相比較試験では、エリブリン療法は、アンスラサイクリン系及びタキサン系薬剤を含む前治療歴を有する進行又は再発乳癌患者に対し、主治医選択治療(エリブリン以外)に比較して有意なoverall survival (OS)の改善が認められている。
投与方法は、1回1.4mg/m2 iv(2〜5分)を2週連続投与し1週間休薬する。有害事象として、骨髄抑制(好中球減少、貧血、発熱性好中球減少)、末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)、脱毛、肝機能障害等がある。好中球減少症が半数以上に認められ、必要に応じて減量を考慮する必要がある。
適応外使用 :
無
審査日(20
11年
10月
31日)
申 請 日 : 2011年
10月
05日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 乳腺・内分泌外科 |
---|---|
診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
---|---|---|---|---|
乳癌エリブリン療法 | Eribulin | 21日 | ||
適応病名 | 乳癌 | 所要時間 | 20分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | エリブリン(ハラヴェン) | 1.4 mg / m2 | div | d1, 8 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
|||
エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Lancet 377: 914-923, 2011 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1、8 | ① デキサート1.65mg+生食50mL | 点滴静注 | 10分 |
② 生食30mL+エリブリン1.4mg/㎡ | 点滴静注 | 5分 | |
③ 生食50mL | 点滴静注 | 5分 | |
※赤字は抗癌剤
コメント
吐き気止めとしてデカドロンを入れる。但し、不要の場合は省略可。
照射併用時照射線量
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