癌化学療法名:乳癌ドセタキセル・シクロホスファミド療法(triweekly)
プロトコールに関する解説:
乳癌TC(ドセタキセル・シクロホスファミド)療法は、T(ドセタキセル)とC(シクロホスファミド)を併用した治療法であり、ドセタキセル75mg/m2 div、シクロホスファミド600mg/m2 divを3週に1回、合計4回投与で行っている。
乳癌TC療法は、標準的な術後補助化学療法の一つであるAC(ドキソルビシン・シクロホスファミド)療法と比較してOS(全生存率)、DFS(無再発生存率)ともに有意に上まわる、とする報告がなされ、術後補助化学療法としての地位を確立した。乳癌術後の中間リスク群に対する補助化学療法として、アンスラサイクリン系薬剤(AC療法、CEF療法、CAF療法)との使い分けが検討されている。
有害事象として、アンスラサイクリン系薬剤にしばしば見られる心毒性は少ないものの、悪心・嘔吐、皮疹等の皮膚症状、好中球減少症(発熱性)や浮腫、末梢神経障害がやや多い傾向にあり、詳細な経過観察が必要である。
乳癌TC療法は、標準的な術後補助化学療法の一つであるAC(ドキソルビシン・シクロホスファミド)療法と比較してOS(全生存率)、DFS(無再発生存率)ともに有意に上まわる、とする報告がなされ、術後補助化学療法としての地位を確立した。乳癌術後の中間リスク群に対する補助化学療法として、アンスラサイクリン系薬剤(AC療法、CEF療法、CAF療法)との使い分けが検討されている。
有害事象として、アンスラサイクリン系薬剤にしばしば見られる心毒性は少ないものの、悪心・嘔吐、皮疹等の皮膚症状、好中球減少症(発熱性)や浮腫、末梢神経障害がやや多い傾向にあり、詳細な経過観察が必要である。
適応外使用 :
無
審査日(20
08年
05月
14日)
申 請 日 : 2008年
04月
08日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 乳腺内分泌外科 |
---|---|
診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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乳癌ドセタキセル・シクロホスファミド療法(triweekly) | Docetaxel+Cyclophosphamide(triweekly) | 21日 | ||
適応病名 | 乳癌 | 所要時間 | 120分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■初発 ■術後補助 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | ドセタキセル | 75 mg / m2 | div | d1 | 2 | シクロホスファミド | 600 mg /m2 | div | d1 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
|||
エビデンス |
|
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ガイドライン文献名 | JCO 24 (34): 5381-5387, 2006 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
---|---|---|---|
day1 | ①生食50mL+パロノセトロン0.75mg+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg | 15分 | |
②5%ブドウ糖液250mL+ドセタキセル 75mg/㎡ | 60分 | ||
③5%ブドウ糖液250mL+シクロホスファミド600mg/㎡ | 40分 | ||
④生食50mL | 5分 | ||
ドセタキセル、シクロホスファミドはday1に投与、21日を1クールとする。 | |||
※赤字は抗癌剤
コメント
吐き気止めとして①にHT3-antagonistやデカドロンを入れる。
照射併用時照射線量
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