治療内容

癌化学療法名:肺癌(非小細胞)シスプラチン・ゲムシタビン療法

プロトコールに関する解説:
非小細胞肺癌シスプラチン・ゲムシタビン療法は、プラチナ製剤であるシスプラチンに代謝拮抗薬であるゲムシタビンを併用した治療方法である。米国での大規模臨床試験ECOG1594では、本治療法は、他のプラチナ併用療法と比べ有意に無増悪生存期間が長かったことから、数あるプラチナ併用療法の中でも比較的効果が高いと考えられている。シスプラチンに伴う消化器毒性、腎機能障害などや、ゲムシタビン併用による血小板減少などに特に注意が必要である。(平成20年3月19日)

適応外使用 :  無
審査日(20 06 07 23日)
申 請 日  : 2006 06 23
改 定 日  : 20-- -- --
登録確認日 : 20-- -- --
登録削除日 : 20-- -- --
診療科1 呼吸器内科
診療科2  
診療科3  
診療科4  
プロトコール名 略名 1クールの日数
肺癌(非小細胞)シスプラチン・ゲムシタビン療法 CDDP+GEM 21日
適応病名 非小細胞肺癌 所要時間 720分  
実施部署 ■病棟    放射線療法 なし  
適応分類 ■進行・再発   
適応時表示コメント なし 添付資料 なし
番号 抗癌剤名・略号 1日投与量 投与法 投与日(d1,d8等)
1 シスプラチン 80 mg/m2 div d1
2 ゲムシタビン 1000 mg/m2 div d1, d8
臨床使用分類 治療:(エビデンスレベル・2    エビデンスに関する基準
エビデンス
  • ■文献   
ガイドライン文献名 Schiller. NEJM 2002:346;92-8、(日本の標準投与量)Kubota. ASCO2004:抄録のみ(レベル1)    
その他
(減量・増量規定など)
 
1クールの日数:21日癌化学療法処方
癌化学療法名:肺癌(非小細胞)シスプラチン・ゲムシタビン療法
投与日 薬品名 投与経路
(ルート等)
投与時間
day1 ①グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム9.9mg   15分
  ②生食100mL + ゲムシタビン塩酸塩 1g/㎡   30分
  ③ソルデム3A 500mL+硫酸マグネシウム補正液1mEq/mL (8mL)   60分
  ④D-マンニトール20%300mL (200mL)   30分
  ⑤生食250mL + シスプラチン80mg/㎡   60分
  ⑥ソルデム3A 500mL   60分
       
day8 ①生食50mL+ デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg   15分
  ②生食100mL + ゲムシタビン塩酸塩 1g/㎡   30分
  ③生食50mL   5分
       

※赤字は抗癌剤

コメント

制吐薬としてアプレピタントカプセルを併用する

照射併用時照射線量

コメント無し

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