癌化学療法名:悪性黒色腫DTIC単剤療法(1日投与)
プロトコールに関する解説:
ダカルバジン単剤療法は進行・再発悪性黒色腫を対象とした化学療法である。
ダカルバジン単剤療法と、ダカルバジン、シスプラチン、カルムスチン、タモキシフェンの多剤併用療法(Dartmouthレジメン)を比較した第Ⅲ相試験において、生存期間に有意差を認めず(6.3 vs 7.7ヶ月、P=0.52)、骨髄抑制、悪心・嘔吐、倦怠感などの有害事象はDartmouthレジメンに有意に多く認められたことから、進行・再発悪性黒色腫において本療法は未だに第一選択のレジメンと位置づけられている。本剤は催吐リスクが高リスクに分類され、制吐療法としてアプレピタントと 5 HT3 受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの 3 剤併用予防投与が推奨される。
ダカルバジン単剤療法と、ダカルバジン、シスプラチン、カルムスチン、タモキシフェンの多剤併用療法(Dartmouthレジメン)を比較した第Ⅲ相試験において、生存期間に有意差を認めず(6.3 vs 7.7ヶ月、P=0.52)、骨髄抑制、悪心・嘔吐、倦怠感などの有害事象はDartmouthレジメンに有意に多く認められたことから、進行・再発悪性黒色腫において本療法は未だに第一選択のレジメンと位置づけられている。本剤は催吐リスクが高リスクに分類され、制吐療法としてアプレピタントと 5 HT3 受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの 3 剤併用予防投与が推奨される。
適応外使用 : 有
審査日(20
12年
08月
27日)
申 請 日 : 2012年
07月 12
日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 腫瘍内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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悪性黒色腫DTIC単剤療法(1日投与) | DTIC | 21-28日 | ||
適応病名 | 悪性黒色腫 | 所要時間 | 110分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | なし | 添付資料 | あり(■その他:文献 | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | dacarbazine (ダカルバジン) ・DTIC | 1000 mg/m2 | div | d1 |
臨床使用分類 |
治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 |
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エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Chapman PB et al., 1999, J Clin Oncol 17(9);2745-51 | |||
その他 (減量・増量規定など) |
アナフィラキシーが出現することがあるので、観察を十分に行い、異常を認めた場合は投与を中止し適切な処置を行うこと。 |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ①生食100mL+ホスアプレピタントメグルミン注150mg | 点滴 | 30分 |
②グラニセトロン塩酸塩注1mg/50mL + デキサメタゾン注9.9mg | 点滴 | 15分 | |
③5%ブドウ糖250 mL+ダカルバジン注1000 mg/㎡ | 点滴 | 60分 | |
④生食50mL | 点滴 | 5分 |
※赤字は抗癌剤
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照射併用時照射線量
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