癌化学療法名:頭頸部癌Nivolumab療法
プロトコールに関する解説:
本療法は転移を有する白金抵抗性再発頭頸部扁平上皮癌の治療において、国際共同ランダム化比較試験(CheckMate 141試験)の結果に基づいて、標準的治療の一つとされた。Nivolumab療法は標準療法(メソトレキセート、ドセタキセル、あるいはセツキシマブの単剤療法)に比べて、全生存期間(中央値7.5ヶ月vs. 5.4ヶ月、ハザード比0.70、97.73%信頼区間0.51―0.96、P= 0.01)で統計学的有意に優れていた。グレード3/4の治療関連有害事象は13.1% vs. 35.1%とNivolumab療法で低かった。
適応外使用 :
無
審査日(20
17年
05月 29
日)
申 請 日 : 2017年
04月 14
日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
改 定 日 : 20--年 --月 --日
登録確認日 : 20--年 --月 --日
登録削除日 : 20--年 --月 --日
診療科1 | 腫瘍内科 |
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診療科2 | |
診療科3 | |
診療科4 |
プロトコール名 | 略名 | 1クールの日数 | ||
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頭頸部癌Nivolumab療法 | Nivo | 14日 | ||
適応病名 | 再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌 | 所要時間 | 65分 | |
実施部署 | ■外来 ■病棟 | 放射線療法 | なし | |
適応分類 | ■進行・再発 | |||
適応時表示コメント | あり | 添付資料 | なし | |
番号 | 抗癌剤名・略号 | 1日投与量 | 投与法 | 投与日(d1,d8等) |
1 | ニボルマブ・Nivo | 3 mg/kg | div | d1 |
臨床使用分類 | 治療:(エビデンスレベル・2 エビデンスに関する基準 | |||
エビデンス |
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ガイドライン文献名 | Ferris RL et al. Nivolumab for recurrnet squamous-cell carcinoma of the head and neck. NEJM 2016 375:1856-1867. | |||
その他 (減量・増量規定など) |
減量規定なし |
投与日 | 薬品名 | 投与経路 (ルート等) |
投与時間 |
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day1 | ① 生食50ml | 点滴注射 | - |
(プライミング用) | |||
② ニボルマブ 3mg/kg + 生食100 ml | 点滴注射 | 60分 | |
投与時は0.2又は0.22μmのインラインフィルターを使用する | |||
最終濃度が0.35mg/mL以上となるよう調整 | |||
③ 生食50ml | 点滴注射 | 5分 | |
(フラッシュ用) | |||
※赤字は抗癌剤
コメント
投与時は0.2又は0.22μmのインラインフィルターを使用すること
照射併用時照射線量
グレイ (備考欄: )