治療内容

癌化学療法名:腎細胞癌ソラフェニブ単剤内服療法

プロトコールに関する解説:
腎細胞癌ソラフェニブ単剤内服療法は進行・再発腎細胞癌を対象とした化学療法である。IL-2療法やIFN療法に抵抗性となった腎細胞癌患者に対して、ソラフェニブ内服とプラセボ内服を比較した海外第Ⅲ相試験(TARGET)では奏効率(10% vs 2%)、無増悪生存期間(5.5ヶ月 vs 2.8ヶ月)とソラフェニブ内服の優越性が示された。有害事象として手足症候群、高血圧、下痢、膵酵素上昇などが特徴的であり注意が必要である。ソラフェニブは主に肝代謝であるため腎機能が低下した患者にも内服可能であるが、肝機能が低下した患者には注意が必要である。

適応外使用 :  無
審査日(20 08 10 06日)
申 請 日  : 2008 09 17
改 定 日  : 20-- -- --
登録確認日 : 20-- -- --
登録削除日 : 20-- -- --
診療科1 腫瘍内科
診療科2  
診療科3  
診療科4  
プロトコール名 略名 1クールの日数
腎細胞癌ソラフェニブ単剤内服療法 Sorafenib 28日
適応病名 腎癌 所要時間  分  
実施部署 ■外来   ■病棟    放射線療法 なし  
適応分類 ■進行・再発   
適応時表示コメント なし 添付資料 あり(■その他:文献
番号 抗癌剤名・略号 1日投与量 投与法 投与日(d1,d8等)
1 トシル酸ソラフェニブ・Sorafenib 800mg 2x1/ p.o. 連日
臨床使用分類 治療:(エビデンスレベル・2    エビデンスに関する基準
エビデンス
  • ■文献   
ガイドライン文献名 N Engl J Med. 2007 Jan 11;356(2):125-34.
その他
(減量・増量規定など)
通常投与量 800mg 2x1/ , 1段階減量投与量 400mg 1x1/ ,2段階減量投与量 400mg 1x1/ 隔日投与
1クールの日数:28日癌化学療法処方
癌化学療法名:腎細胞癌ソラフェニブ単剤内服療法
投与日 薬品名 投与経路
(ルート等)
投与時間
連日 トシル酸ソラフェニブ(200mg) 4T 2x1 po
       

※赤字は抗癌剤

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照射併用時照射線量

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