治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:28癌化学療法名:大腸癌sLVFU療法
プロトコールに関する解説:
大腸癌sLV5FU2療法は、deGramont療法をより簡便にした治療方法で、5FU急速静注療法(RPMI療法など)と比較すると副作用の点や効果の面から優れていることから、再発、進行大腸癌の患者さんの治療として使用されてきました。また、この治療を受けるには、CVポートなどの特別な処置が必要になります。
ただし、最近は、塩酸イリノテカンやオキザリプラチン、さらにベバシズマブなどとの併用療法のほうが本治療法よりも治療効果の面で優れていることから、副作用や合併症の点から治療を受けるのが難しそうな場合や、アレルギーなどの問題がある場合などを除いては、再発、進行大腸癌の患者さんに最初に推奨されるべき治療法ではありません。
2008.3.9記


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1,15 ①5%ブドウ糖50mL+ラモセトロン塩酸塩0.3mg+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg
  ②5%ブドウ糖250mL + レボホリナートカルシウム200mg/㎡
  ③5%ブドウ糖液50mL+5-FU400mg/㎡ 総量50mLとして
  ④5%ブドウ糖液50mL
  ⑤5%ブドウ糖液100mL+5-FU2400mg/㎡(外来:携帯型ポンプ利用で総量100mL)
  ⑤' 5%ブドウ糖液500mL+5-FU2400mg/㎡(入院:輸液ポンプ利用)
   
day3,17 ①ヘパリンナトリウムキット
   

※赤字は抗癌剤

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吐き気止めは点滴①に必要に応じて投与

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