治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:HER2陽性胃癌Trastuzumab+FP療法
プロトコールに関する解説:

胃がん症例のうち、約10-25%の症例においてはHER2と呼ばれる蛋白質が過剰に発現していることが知られております。TrasutuzumabはこのHER2蛋白質を標的とした治療薬であり、HER過剰発現を示している乳がん症例にもすでに以前より使用されており、高い治療効果が認められています。胃癌Trastuzumab+XP療法はHER2が過剰発現している胃がん患者さんに有効であることも証明されておりますが、HER2過剰発現しているかについては胃がん細胞について詳細な検査が必要になります。
2013年5月29日記



放射線治療:なし
投与日 薬品名
day1 ① ラクテック500mL
  ② ラクテック500mL
  ③ ラクテック500mL
   
day2 ① 生食500mL+5-FU800mg/㎡
   
  ① 生食50mL プライミング用
  ② 生食250mL+トラスツズマブ8mg/kg(2コース目以降は6mg/kgで副作用なければ30分に短縮可)
  ③ 生食50mL フラッシュ用
  ④ ソルデム3A1000mL+10%NaCl(20mL)+硫酸Mg1mEq/mL(8mL)
  ⑤ 生食50mL フラッシュ用
  ⑥ 生食100mL+ホスアプレピタントメグルミン150mg
  グラニセトロン塩酸塩 1mg 50mL+デキサメタゾン 9.9mg
  ⑧ 20%マンニットール300mL(100mL)
  ⑨ 生食300mL+シスプラチン80mg/㎡
  ⑩ ソルデム3A1000mL+10%NaCl(20mL)+硫酸Mg1mEq/mL(8mL)
  ⑪ 生食50mL フラッシュ用
   
day3,4 ① 生食50mL+デキサメタゾン 6.6mg
  ② 生食500mL+5-FU800mg/㎡
   
day5 ① 生食500mL+5-FU800mg/㎡
   
day6 ① 生食500mL+5-FU800mg/㎡
  ② 生食50mL フラッシュ用
   

※赤字は抗癌剤

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