治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:35日間癌化学療法名:胃癌CDDP/TS-1療法
プロトコールに関する解説:
 胃癌シスプラチン・TS-1療法は進行・再発胃癌を対象とした化学療法です。日本で行われた大規模な臨床試験においてTS-1単独療法と比較して明らかに効果が高いことが示されました。進行・再発胃癌の治療としては、現在のところ最も勧められる治療法です。ただし、副作用も強くなる傾向があり、注意が必要です。特にシスプラチンは腎臓に負担がかかる薬剤で、腎機能が悪い場合などには使用することができません。
2008.3.9記


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① ラクテック 500mL
  ② ラクテック 500mL
  ③ ラクテック 500mL
   
day2 ① ソルデム3A1000mL+10%塩化ナトリウム20mL +硫酸マグネシウム補正液1mEq/mL (8mL)
  ② グラニセトロン塩酸塩 1mg 50mL+デキサメタゾン 9.9mg
  ③ Dマンニトール20%300mL(100mL)
  ④ 生食 300mL+シスプラチン 60 mg/㎡
  ⑤ ソルデム3A1000mL+10%塩化ナトリウム20mlL+硫酸マグネシウム補正液1mEq/mL (8mL)
   

※赤字は抗癌剤

コメント

TS-1 80mg/㎡をday1-21に投与で2週間休薬。day2のシスプラチンは、入院にて実施する。また制吐薬としてアプレピタントカプセルを併用する

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