治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:乳癌FEC100療法(ホスアプレピタント注版)
プロトコールに関する解説:
乳癌FEC100療法は、アンスラサイクリン(エピルビシン)をベースにシクロホスファミドとフルオロウラシル(5-FU)を併用した治療法であり、術後の補助療法としても用いられますが、早期の全身治療による微少な転移の制御、腫瘍縮小による乳房温存率向上、薬剤が効くかどうかの感受性試験、および手術不能な局所進行乳癌を縮小させることを目的とした術前の化学療法の標準的治療法です。
 1回に使用する薬の量が多いため、悪心・嘔吐、白血球低下などの副作用が強くなることがあり、十分な副作用対策を講じる必要があります。使用する薬剤の副作用に心毒性があるため、心臓に疾患のある患者さんには慎重投与するか、別の化学療法を考慮する必要があります。(平成20年3月26日)


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① 生食250mL+パロノセトロン塩酸塩0.75mg + デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム9.9mg + ホスアプレピタントメグルミン150mg
  ② 生食50mL+エピルビシン100mg/㎡
  ③ 5%ブドウ糖液250mL+5-FU 500mg/㎡+シクロホスファミド500mg/㎡
  ④ 生食50mL
   

※赤字は抗癌剤

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