治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:14日癌化学療法名:乳癌dose-denseAC療法
プロトコールに関する解説:
乳癌dose-dense AC療法は、乳癌術後に再発のリスクを下げるために行う化学療法です。ドキソルビシンとシクロホスファミドの2種類の抗癌剤を2週毎に4回点滴します。好中球減少症を予防するために、点滴してから1~4日後に持続型G-CSF製剤を皮下注射する必要があります。ドキソルビシンは心不全を引き起こす可能性があるため、動悸や息切れなどの症状の出現には注意が必要です。副作用が強い場合は、延期や中止、投与方法の変更を行います。(2018.4.13)


放射線治療:なし
投与日 薬品名
day 1 アプレピタントカプセル 125mg
    抗がん薬投与60~90分前
  ①パロノセトロン静注0.75mg+デキサメタゾン9.9mg+生理食塩水50mL
  ドキソルビシン 60mg/m2+生理食塩水50mL
  シクロホスファミド600mg/m2+生理食塩水100mL
  ④生理食塩水50mL(フラッシュ用)
day2,3 アプレピタントカプセル80mg 朝食後

※赤字は抗癌剤

コメント

4コース実施後、ddPTX療法に移行。アプレピタントカプセル:day1 125mg, day2,3 80mg内服。抗がん薬投与終了後24時間以上経過した後にペグフィルグラスチム3.6mg皮下注(day2~4の範囲で変更可)。

病名項目に戻る