治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:乳癌パクリタキセル(triweekly)・ゲムシタビン療法
プロトコールに関する解説:
乳癌パクリタキセル(タキソール)・ゲムシタビン(ジェムザール)療法は、進行・再発乳癌の治療として使用されていますが、ゲムシタビンの使用は、アンスラサイクリンという薬剤が効かなくなった患者さんに限られています。
 海外の試験では、パクリタキセル・ゲムシタビン療法はパクリタキセル単独療法と比べ全生存期間や無増悪期間の延長、奏効率の上昇が認められており、その有効性が証明されています。
副作用として、末梢神経症状(手足のしびれ)、白血球減少、貧血、発熱、下痢などがあります。


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① 生食100mL+ラモセトロン塩酸塩0.3㎎(点滴開始と同時にジフェンヒドラミン塩酸塩10mgを5錠内服)
  ② 生食20mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム13.2mg
  ③ 生食20mL+ファモチジン20mg
  ④ 5%ブドウ糖液500mL+パクリタキセル 175mg/㎡
  ⑤ 生食100mL+ゲムシタビン1.25g/㎡
  ⑥ 生食50mL
   
day8 ① グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL + デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム3.3mg
  ② 生食100mL+ゲムシタビン1.25g/㎡
  ③ 生食50mL
   

※赤字は抗癌剤

コメント

パクリタキセル開始30分前までに前投薬としてジフェンヒドラミン塩酸塩10mgを 5錠内服する。また吐き気止め必要時は①に入れる

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