治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:悪性胚細胞性腫瘍 PEB療法
プロトコールに関する解説:
悪性胚細胞性腫瘍PEB療法は、小児科において悪性胚細胞性腫瘍と診断された患者様の初回治療として、手術療法との組み合わせにより術前あるいは術後化学療法として使用されています。この治療は、米国小児がん研究グループにより検証され,既に治療成績が報告されている小児悪性胚細胞性腫瘍に対する標準的化学療法の1つです。主な副作用としては、吐き気や食欲不振などの消化器症状の他、骨髄抑制(白血球や血小板の減少、貧血)、腎障害、肺障害、二次がんの発生に注意する必要があり、血液検査その他での確認が必要です。入院での治療を基本としています。


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① 塩酸グラニセトロン0.04 mg/kg+生食10mL
  塩酸ブレオマイシン15 mg/㎡+生食(50mL)
  エトポシド100 mg/㎡+生食(300mL/㎡)
  シスプラチン20 mg/㎡+生食(400mL/㎡)
  ⑤ 塩酸グラニセトロン0.04 mg/kg+生食10mL
   
day2-5 ① 塩酸グラニセトロン0.04 mg/kg+生食10mL
  エトポシド100 mg/㎡+生食(300mL/㎡)
  シスプラチン20 mg/㎡+生食(400mL/㎡)
  ④ 塩酸グラニセトロン0.04 mg/kg+生食10mL
 
  1クールを21日とする。
   

※赤字は抗癌剤

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