治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:28癌化学療法名:卵巣癌PLDC療法
プロトコールに関する解説:
卵巣癌PLDC療法は、再発卵巣癌の患者さんに対する治療の選択肢の一つとして使用されています。この治療は国際的な標準治療法の1つであり、通常は4週間に1度点滴を行います。主な副作用としては、骨髄抑制(白血球や血小板の減少、貧血)、吐き気・食欲不振などの消化器症状、脱毛があり、手足症候群、口内炎といった独特な副作用も起こします。手足症候群、口内炎を予防するため、点滴中に手足を冷却したり、点滴後からうがい薬などを用いることが特徴です。実際には重い副作用の頻度は少ないため、初回のみ入院で以後は外来での治療を基本としています。タキソール・パラプラチン療法とはほぼ同等の効果と考えられていますが、日本での治療経験はまだ多くありません。そのため治療効果や副作用の違いなどを検討して治療法を選択しています。


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① 5%ブドウ糖液50mL+パロノセトロン塩酸塩0.75mg+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg 
  ② 5%ブドウ糖液250mL+リポソーム化ドキソルビシン30mg/㎡
  ③ 5%ブドウ糖液250mL+パラプラチンAUC5 
  ④ 生食50mL フラッシュ用
   

※赤字は抗癌剤

コメント

コメント無し

病名項目に戻る