治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:骨肉腫MFH・CDDP+ADR療法
プロトコールに関する解説:
骨肉腫に対するシスプラチン+ドキソルビシン併用療法は、1980年代後半から世界的に広く用いられ、確立された抗がん剤治療の一つです。海外で行われた臨床試験によって、シスプラチン+ドキソルビシン併用療法が手術前・手術後の骨肉腫に対する標準的治療法であるとされました。悪性線維性組織球腫(MFH)についても、同様の治療により効果が得られることがわかっています。
ただし、シスプラチンには腎毒性、ドキソルビシンには心毒性などの副作用があるので注意が必要です。


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ①ラクテック500mL
  ②ラクテック 500mL
  ③ラクテック 500mL
   
day2 ①ソルデム3A 1000mL+10%塩化ナトリウム 20mL+硫酸マグネシウム補正液1mEq/mL(8mL)
  ②グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム9.9mg
  ③D-マンニトール20%300mL(100mL)
  ④生食500mL+シスプラチン100mg/㎡
  ⑤5%ブドウ糖液50mL+ドキソルビシン20mg/㎡
  ⑥ソルデム3A 1000mL+10%塩化ナトリウム 20mL+硫酸マグネシウム補正液1mEq/mL(8mL)
   
day3-4 ①グラニセトロン塩酸塩3mg 50mL+デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム6.6mg
  ②5%ブドウ糖液50mL+ドキソルビシン20mg/㎡
  ③ラクテック 500mL
  ④ラクテック 500mL
   

※赤字は抗癌剤

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