治療内容

癌化学療法処方

1クールの日数:21日癌化学療法名:子宮体癌アドリアマイシン・シスプラチン療法(子宮体癌AP療法)
プロトコールに関する解説:
子宮体癌アドリアマイシン・シスプラチン療法は、子宮体癌の患者さんに対する国際的な標準治療法の1つであり、通常は3週間に1度点滴を行います。主な副作用としては、骨髄抑制(白血球や血小板の減少、貧血)、吐き気・食欲不振などの消化器症状、脱毛があります。アドリアマイシンの投与量が一定量を超えると、心機能障害が起こる可能性があるため、心電図や心臓超音波の検査を行います。また、尿量が減少したときに腎臓障害が現れやすいことから、数日間は1日約2~3リットルの点滴や利尿剤を使用して尿量を多くすることが必要であり入院での治療を行っています。


放射線治療:あり
投与日 薬品名
day1 ① ソルデム3A 500mL
  ② ソルデム3A 500mL
  ③ ソルデム3A 500mL
  ④ ソルデム3A 500mL
   
day2 ① グラニセトロン塩酸塩1mg 50mL+デキサメタゾン9.9mg
  ② 5%ブドウ糖液100mL+アドリアマイシン60mg/㎡
  ③ ソルデム3A500mL
  ④ 生食300mL+シスプラチン50mg/㎡
  ⑤ フロセミド20mg
  ⑥ ソルデム3A 500mL+メトクロプラミド塩酸塩10mg2mL
  ⑦ ソルデム3A 500mL
  ⑧ ソルデム3A 500mL
  ⑨ ソルデム3A 500mL
   
day3 ① 生食50mL+デキサメタゾンム6.6mg
  ② ソルデム3A 500mL
  ③ ソルデム3A 500mL+メトクロプラミド塩酸塩10mg2mL
  ④ ソルデム3A 500mL
   
day4 ① 生食100mL+デキサメタゾン6.6mg
  ② ソルデム3A 500mL+メトクロプラミド塩酸塩10mg2mL
  ③ ソルデム3A 500mL
   

※赤字は抗癌剤

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